このサイトでは、3歳から8歳の子どもを持つ保護者に向けて、“多様な性”や“ジェンダー平等”を子どもたちに伝えていくために必要な情報や具体的な方法を紹介し、子どもと性について話すことができるようになることを目的としています。
　
　ここで取りあげているテーマは、”多様な性”、”ジェンダー平等”という『包括的性教育』のなかのごく一部にすぎません。このテーマ以外にも、子どもたちが成長し、二次性徴を迎え、大人の身体になっていく過程のなかで、伝えていかなければならないことがまだまだたくさんあります。自分自身の身体をどう守っていくのか、他者との関係性、SNSなどのソーシャルメディアとどのように付き合っていくのか、これから迎える月経や射精のこと、妊娠について。
　これらの内容を学習していく上で、“多様な性”、“ジェンダー平等”は、“人権”とともに、包括的性教育を学ぶ上で、核となる大切なテーマになります。
　
　忙しい毎日のなかで、子どもと性について話していく時間を見つけていくのは、なかなか難しいかもしれません。子どもたちが自分たちのからだのことを学習したり、絵本を通して色々な世界を知る時の表情や反応は、保護者のみなさまにとっても子どもたちの成長を感じられる貴重な時間になると思います。ぜひ子どもたちとのコミュニケーションを楽しみながら、子どもたちと一緒に学んでいってほしいと考えています。